夫の遺書
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あれ? 何これ? 香織え、 突然このよ...
あれ?
何これ?
香織え、
突然このような手紙を残すことになったことを、
どうか許してほしい。
長い間連れ添ってくれたことに、
心から感謝しています。
君と共に過ごした日々は、
私にとってかけがえのない宝物でした。
君と過ごした日々を思い返すと、
胸にあふれるのは感謝の気持ちばかりです。
初めて出会ったあの日のことを、
今でも鮮明に覚えています。
君が見せた小さな笑顔に、
私は心を奪われました。
二人で歩いた道、
たわいもない会話、
夜通し語り合った夢、
どんなにささやかな日常も、
私にとっては輝きでした。
君はいつも私を支え励まし、
時に叱ってくれました。
私が仕事で疲れ果てて帰宅した夜、
君が差し出してくれた味噌汁に、
どれほど救われたことか。
君がいてくれたからこそ、
私は夫でいられた。
君が笑ってくれたからこそ、
私は人間でいられた。
この一生を書くにあたって、
私が最も伝えたいのは、
ありがとうの一言につきます。
君は私の人生を、
美しいものにしてくれた。
どんな言葉でも、
この思いを語り尽くすことはできません。
私の思いを君に伝えられなくなる前に、
私の中に秘めてきた本当の私を、
書きしるしておきます。
誰にも打ち明けられなかったこと、
墓場まで持っていくはずだったことを、
勇気を振り絞ってここに残します。
私は君が他の男に抱かれていることを、
知っていました。
その事実を知った日から今日まで、
私は君を許していません。
絶対に許しません。
許さない。
殺してやりたい。
そう思っています。
私は君のことが憎い。
けれど、
それでも私は勃起を抑えられませんでした。
あの日から私は、
泣きながらしごくようになりました。
それは惨めで哀れで、
しかし誰にも言えない最高の快楽でした。
奪われることでしか生きられないという、
そんな生涯が自分の中に根付いてしまったのです。
私は枕を濡らし、
声を殺しながら、
泣きじごきにイケました。
もう生きていくのも嫌な毎日でしたが、
涙と精液にまみれ、
惨めに震えるその瞬間にだけ、
ただ生きていたっていいやと、
笑えていました。
それからの私は、
もう戻りませんでした。
私は日常生活のあらゆる場面で、
常人には理解されないような興奮を、
覚えるようになっていました。
電気ポットの湯気を浴びるたびに、
蒸気の中にあなたの裏切りを想像して、
勃起しました。
靴べらで尻を叩きながら、
もっと奪ってくれと呟いて、
お射精する習慣もありました。
玄関マットに頬を押し付け、
ここは君と彼がまぐわった場所だと妄想して、
絶頂したこともあります。
近所のスーパーの値引きシールを見ては、
そのいやらしさに、
予想を裏切られた衝撃でお射精したこともあります。
冷蔵庫のプリンを勝手に食べられたときは、
怒りよりも奪われた興奮で、
泣きながらお射精しました。
洗濯機の音が、
彼に抱かれているときのあなたの喘ぎ声に聞こえてからは、
洗濯機の前で狂ったようにしごいていました。
コンビニの肉まんを頬張る男を見て、
俺の妻を食うなとつかみかかったときだって、
しっかり勃起していました。
貸し出されていく本と君を重ねて、
図書館でしごいていたら通報されたときも、
泣きながら笑っていた私は、
気味悪がられました。
炊飯機の保温ランプの赤い点滅、
ブルーレイレコーダーの早送りボタン、
換気扇の音、
全てを浮気する君と重ねて、
泣きじごくする僕は、
周囲からは少しばかり、
異常に見えていたかもしれません。
しかし、
どの瞬間も君と、
君を奪う者を愛していました。
君に伝えるべきではないと、
わかっています。
ただの異常者として、
軽蔑されるかもしれない。
しかし、
私はもう死んでいます。
だから、
せめて遺書として残して、
私がどういう人間だったのかを、
知って欲しかったのです。
君がこれを読んでくれたことで、
私は異常なまま君の中に生き続けることができます。
死の直前に至るまで、
私はこう願っていました。
君が他の男に抱かれている瞬間を、
この目で、
目の前で見て死にたい。
しかし、
それが叶うことはとうとうありませんでした。
だから最後に、
私の願いを一つだけ。
葬式を挙げてくれるのなら、
葬式の日に、
祭壇の前で君が他の男に抱かれている映像を、
流して欲しいのです。
きっと私は、
棺の中で勃起しながら眠ることができます。
お香の煙に包まれながら、
勃起し続ける瞬間まで、
満足し続けることができる。
それが、
私にとって最高の快楽です。
恥の多い人生を送ってきました。
でもどうか忘れないでほしい。
私は、
心から君を愛しています。
君を奪う男たちごと、
愛しています。
ありがとう。
さようなら。
何これ?
AIによる文字起こしです
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