スマートフォンから録音した音声を投稿できる音声掲示板です。エロ声やオナニーボイス、喘ぎ声などエッチでアダルトな音声の投稿をお待ちしています。

狐と竜(朗読)

※Flashでの音声再生は終了いたしました。再生が出来ない場合にはChromeなどご利用ください。

狐と龍がいる森。 ついにその森にも、 人...

狐と龍がいる森。
ついにその森にも、
人間の手が
伸びてきました。

緑も青々と
生い茂り、
時には色鮮やかな花や、
甘い香りのする果実も
取り合わせる森。
そこはそこに住む
たくさんの動物のもの
でした。

ところが人間が
来てしまったのなら、
森はたちまち
人間のものになって
しまうことを、
動物たちは知っていました。

遠くの森も
近くの森も、
人間たちがやってきたかと思えば、
緑を消えうせ、
そこに人間の建物が
出来上がったのを
見聞きしてきたからです。

人間は森をなくし、
そこを人間の土地に
してしまうのです。
もちろんそこに住んでいた
動物は追い出されて
しまいます。

人間たちがこの森に
手を出そうとしている。
こうした動物たちの多くが
森を諦めてしまいました。

ところが諦めなかった
動物たちもいました。
僕たちが弱いと思われて
いるからいけないのさ。
それは狐たちでした。

狐も熊もいないこの森にも、
狐たちは森で一番
強く賢い動物でした。

強い動物がいるように
したらどう?
集まった狐たちの一匹が
言います。

狼がいるとか、
熊がいるとか、
ダメだダメだ。
狼がいても、
熊がいても、
他の森は無くなっちゃったよ。
別の狐が頭を横に振ります。

もっと人間がびっくりする
生き物がいることに
しないと。

そこでパッと声が上がりました。
じゃあ、龍がいることにしよう。
何匹もの狐が
クスクスと笑い出しました。

さすがに龍は無理があるよ。
だって、龍なんて
お話の中の生き物じゃないか。
でも、龍がいるとなると
人間も手を出せなくなるね。
きっと怖いだろうから。

そこからというもの、
狐たちは冗談半分で
嘘を言い始めました。

例えば、人間が森を
調べに来た時。
おいおい、何してるんだい?
この森を壊そうっていうのか?
まとまりつくように
一匹の狐が人間に近づきます。

人間は、
シシ、邪魔するな。
この森はもう
俺たちのものなのだ。
殺されたくなければ、
さっさとこの森を
出ていくといい。

それで、どこに行けって
言うんだい?
森はほとんどなくなった
じゃないか。
あんたたちの人間のせいで。

そう、途中までふざけた
調子でしたが、
ついに狐はピンと尾を立てます。
おっと、それ以上進まない
ほうがいい。
僕は警告したぞ。
それじゃあな。

そう言われたのなら
人間は驚きます。
おい、どうしたんだ?
この先に何があるんだ?

だから、狐はもったいぶって
答えるのです。
龍だよ、龍がいる。
下手にあまりに近づいたのなら、
食われるか燃やされるかだ。

そんな具合に狐たちは
人間に、
この森には龍がいると思う。
教えたり、ほのめかしたり
しました。

森を壊しに来た人間に対しても、
通りすがりの商人にも、
近くの森から、
近くの村から
山菜を採りに来た村人にも、
ただ、龍の話は
簡単には信じてもらえませんでした。

森を奪われたくないから
嘘を吐いているのさ。
ついにばれてしまっていたのです。

ある日のことです。
マッチだ。
子供の狐たちが
人間の落とし物を見つけました。

マッチって、火がつくんだよ。
どうやって?
えーとね、私がこうやって。
それは子供の狐たちの
無邪気な好奇心からでした。

試しにマッチを擦ってみたところ、
当たり前ですが火がついたのですから
大慌て。
火がついたまま
ぼいっと投げ捨ててしまいました。

するとどうでしょう。
小さかったマッチの火は
たちまち大きくなってしまいました。

お父さん、お母さん、
どうしよう?
森の異変に
大人の狐たちが集まります。

集まった狐たちは
ひとまず子供たちを連れて
避難します。
残念ながら狐たちに
火を消す方法、
火を止める方法は
ありませんでした。

しかし森は広く、
多くの水を湛えた
鬱蒼とした木もあります。
徐々に火は勢いを失い
始めました。

幸い燃えたのは
森のほんの一部。
年月はかかりますが、
やがて元に戻るでしょう。

子供の狐たちは大反省。
大人の狐たちも
きつく叱りました。
常に人間によって
存在を脅かされている森でもあるのに、
自ら燃やしてしまったのです。

もしすべて燃えてしまったなら。

ところがこの事件が
思わぬことを起こしました。

そういや聞いたか、
この森で少し前、
火事があったらしい。
なあ、そういえば、
狐たちが森には龍がいるって
言ってなかったか。

人間たちの間で
妙な噂が流れ始めました。

まさかその龍が、
いやいや、龍なんて
嘘だろう。
しかし小さな疑問が生まれて
しまえば、
後は大きくなればかり。

龍なんていない、
なんて証拠は
簡単には見つけられないのですから。
いないという証明を
どう証明したらいいのでしょうか。

人間の心の中に
龍が生まれました。

今の風は、まさか龍?
森で強い風が吹いたのなら、
それが龍のものだと
勘違いします。

急に空が暗くなった。
龍が飛んでる。
太陽に濃い雲がかかっただけなのに
身を縮めます。

今のは龍の声。
わあ、ごめんなさい。
古い木が倒れただけ、
岩が転がっただけの音に
謝ります。

もちろん森に暮らす
狐たちはそれが自然のもの
であり、龍ではないことを
知っていますが、
人間たちの勘違いには
まかせてしまいました。

なんて簡単な生き物なのでしょう。
徐々に森に入る
人間の数が減っていきました。
森を壊そうとする者の姿も
なくなりました。

本当は龍なんて存在せず、
ただ龍がいると嘘を吐いた
狐たちがいる森であるのに。

大きい影を見たんだよ。
あの森の近くを
通り過ぎたときに。
森に入れなくなっても
人間たちは勘違いや噂を
口にします。

狐たちは陽気に
森から彼らを眺めていました。
もう人間が森に入って
くる心配はないでしょう。
本当ではないのですが、
龍がいる森なのですから。

ただ不思議なことが
起こり始めました。

お父さん、龍が空を
飛んでいるのを見たよ。
この森には本当に
龍がいるんだね。
人間ではなく
子供の狐たちも言い始めました。

大人たちは言います。
本当はこの森に
龍なんていないんだよ。
人間たちが入ってこないための
嘘なんだよ。

でも見たよ。
大きい影が飛んでたよ。
大人の狐たちが真実を見たのは
それから数日後。

ある狐が森の奥の方へ
出かけました。
森の奥というのは、
狐もあまり行かない場所です。
慣れていなければ、
迷子になってしまうかもしれない
場所なのです。

そこで狐は聞き覚えのある
ズシズシと何か大きなものが
歩いている足音を聞きました。

龍だ。
あ、龍だ。
なんと本物の龍が
そこにいたのです。
狐は驚きに転がってしまいました。

龍は、
ねえ、この森には龍がいるって
聞いてきたんだ。
他の龍はどこ?
いないよ、龍なんて。

そもそも龍という存在そのものが
いないと狐たちは思っていたのです。

龍は続けます。
え、でも龍がいるって聞いたよ。
それは人間を追っ払う嘘だよ。
狐は龍にこれまでのことを
説明しました。

すべてを聞いて龍は
少しがっかりした様子でした。
そうだったんだ。
僕、仲間を探しに来たんだ。

ところですぐに龍は
表情を明るくします。
まあいいや、
ここはすごく住みやすそうな
森だし、
ほら、森が少なくなってるでしょ。
ここに住もう。

僕たちを食べたりしない?
しないよ。
龍に必要なのは
お日様の光と月の光、
川のせせらぎや湖のゆらめき、
あとは緑や花、
果物の香りがあるといいな。

火を吹いたりしない?
暴れない?
そんなことしたら
森が燃えちゃうよ。
暴れたりしたら
森がボロボロになっちゃう。

そうして森は本当に
龍がいる森となりました。
あとあとと同じ様に
この森には龍がいると聞いて、
他の龍も集まり始めました。

嘘が本当になりました。
森は狐をはじめとする
動物と、
龍の住処となったのです。
人間が近寄ることのない
神聖な森として。
おしまい。

AIによる文字起こしです

閉じる

13分23秒

DAI : 眠りのおともに

その他 @24/10/15

+ブックマークする

再生数 : 39

※タグの追加は承認制です。反映に時間がかかることがございます。

ラインで送る    

コメント投稿

コメントを書く

※リクエストは音声のリクエストへお願いいたします。


お名前
トリップ【任意】

トップに表示しない
コメント

※投稿の際は利用規約をお守りください。

コメント

2. みみこ🐈 : daiさんの声好きで、定期的に聴きたくなるんですよねー…。奇跡的に配信してるかなー?と覗いてみたり。朗読置いてくれてて助かります。大好きです。

@25/3/24

1. あー : 良い物語を 好きな声で ちょーど良いトーンとスピードで 朗読してくれて癒されました♡すき♡スムーズに読まれるより少し噛んだり詰まったりする方が側で読んでくれてる感強くてリアル♡すき♡また聴きますっ

@24/10/15

Twitterの反応

つぶやきはありません

注目の音声(総合)

ナンネット新着動画

注目のタグ