電車
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残業を終え、 終電間近という時間に 帰宅...
残業を終え、
終電間近という時間に
帰宅となった俺は今、
朝のラッシュとは違い、
まばらに空いた座席へ
腰をかけた。
シューっと扉が閉まりかけた時、
一人の少女が滑り込んだ。
どうやら肩で息を切らして
走ってきたようだ。
ほんのりとか顔が
もう上気している。
再び扉の閉まる音が鳴り、
少しずつ電車が動き出した。
彼女は一度ぐるりと
目を見回し、
最後にふと俺の方に
目が止まった。
まだ座席には余裕がある。
しかし彼女は俺の隣へ
腰をかけた。
疲れているだろうか。
スーツスカートの上に
ハーフコートを羽織っている。
いくら寒いとはいえ、
コートを羽織るのは
早すぎではないだろうか。
熱気むんむんの車内に
さらに走って滑り込んできたのだ。
熱くはないのだろうか。
先ほどよりも顔が
赤く色づいている。
ガタンと電車が揺れた。
彼女が俺の肩に
倒れ込むように重なった。
「すいません」。
そう答えて少し離れようと
腰を上げた瞬間、
彼女の手が俺のズボンに
握って離さない。
「ごめんなさい。
このままでいてください」。
彼女は言った。
その言葉に疑問が
湧くばかりだ。
知り合いならまだしも、
初対面の男に対して
言うセリフだろうかと。
仕方なく席に腰を下ろすと、
彼女が俺の手に
小さく固いものを握らせた。
見覚えのあるフォルムをしたそれは、
円形の装置だった。
何のとは言えない。
彼女は言った。
「お願いします」と。
「お願いします」と。
喉が鳴った。
口の中の唾を
思わず飲み込んだ。
彼女がそっとスカートを
まくり上げた。
「今、入っているんです」。
俺は思わず彼女のスカートの中、
かすかに肌の透けたストッキング。
膨らんでいるほどだろうか。
その中には本当はいなければいけないはずの
ショーツが履かれていなかった。
彼女は言った。
同じセリフ。
「お願いします」と。
俺はそっとリモコンのボタンに
指を滑らした。
AIによる文字起こしです
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